システム屋さんの雑記帳

情シスで細々と生息しているシステム屋さんのブログです

経営者が「○○向上」「○○UP」といった場合は危険信号

日本人の論理的思考の特徴について考察。

 ○○向上 ○○UPはNGワード

日本の企業では「生産性向上」「品質向上」など「~向上」という目標が掲げられるが、よく考えると意味不明です。

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「○○50%向上」を言い換えると「当社比1.5倍」です。

「今年の業務改革の目標は生産性当社比1.5倍だ!」と経営者が株主総会で発言したら、その日のうちに株は大暴落。よく見かけるフレーズですが、「お客様満足度UP」「品質UP」も、思考停止している可能性があり危険な兆候だと考えます。

時系列の分析結果は評価が難しい

時間軸で満足度や生産性や品質の上昇幅を知ったところで、「悪くはなっていない」ぐらいしか情報を得られない。「生産性を5%上げろ!」では何がしたいのか良く分からないですよね。

本来、性能や品質は他の企業や製品群と比較して意味がある。「我が社は競合他社より生産性が5%悪い」だったら、問題点や目標が直ぐにイメージできる感じがしないでしょうか。

日本人の論理的思考の特徴

和を以て貴しとなす精神からくるのか、相手の懐具合を観察するような、日本人はカテゴリを跨いだ比較や分析が苦手です。今後は人口減少に伴い市場が縮小し始めます。単に良いものを創っていればよい時代ではなく、競合他社のシェアの奪い、他業種への参入を進めなければ生き残れない状況になっていきます。相手の顔色を見ながらのんびりと意思決定をしている余裕はないので、そろそろ、コカ・コーラとペプシコーラの様なディスり合戦CMが日本でも見られる日が来ることを祈ります。